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疾病の引き金となるストレス

なにかとストレスの多い現代社会。ストレスは痛くも痒くもないので、つい見過ごしてしまいがちですが、じつはこのストレスがいろいろな病気の引き金になるのです。
ストレス状態では、脳が異常に活動するようになるので、交感神経の働きが高まります。すると脈拍が早くなり、血圧も上がりますが、この状態が続くと高血圧症や動脈硬化症を招き、ひいては脳卒中や心疾患に至るわけです。

またストレスホルモンの影響で血糖を上げるため、糖尿病のリスクも高まります。あるいはがんなども、長い間のストレスが大きな要因だと言われています。

つまり、このストレス状態をいかに上手に回避するかが、健康維持の秘訣になるのです。

ただし、付け加えておくと、毎日ただボーッと過ごせばよいというわけではありません。これでは逆に、体や脳の老化を早めてしまいかねません。大切なのは、適度なストレスで脳を刺激することなのです。

 

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ストレス解消にオススメなのはこれ!

そこで、過度なストレスを解消する方法をいくつか身につけましょう。
一つは、ウォーキング。一日30分歩くだけで、十分なストレス解消効果があります。できれば朝、陽の光を浴びながら歩くのがおすすめ。
それから、マッサージも◎。顔でも足でもお腹でも、とにかく皮膚を刺激すればよいのです。ぬるま湯にゆったり浸かることも、五感を介して心地よい刺激が脳に伝わり、リラックス効果バツグンです。

もう一つ、おすすめなのが腹式呼吸です。座禅などで行う呼吸法ですが、東洋医学ではこれを「調息(ちょうそく)」といって、とても重要な鍛錬法です。医学的にみると、腹式呼吸を行うことで、鎮静作用のあるセロトニンという脳内物質の分泌が増え、脳を休めることができるとわかっています。

座禅を組んで行うのに慣れていなければ、椅子に座って行いましょう(イラスト参照)。

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息を吐くときは、お腹を引っ込ませながらゆっくりと。息を吸うときはしっかりとお腹を膨らませます。このあと5秒ほど息を止めて、またゆっくりと吐き出します。呼吸時間の目安は、吐くが2、吸うが1くらいの配分で、毎日10〜15分くらい続けてみましょう。

コツは、吸うことよりも吐くことを意識して。また数をかぞえながら行うことで、雑念に邪魔されにくくなります。何も考えない状態をつくるよう心がけてください。目を閉じて行うより、薄目を開けて行う方が、何も考えない状態をつくりやすいようです。

呼吸法を行ったあとに感じるスッキリ感は、脳がリセットされて、心身がリラックスした証。ぜひ毎日の習慣にしてください。

 

 

編集部より

より効果的な腹式呼吸のやり方として、「イメージトレーニングを加えてみる」という方法があります。息を吸い込むときは、高原のさわやかな空気や、好きな花の香りなど心地よいものをイメージし、息を吐くときはイライラの原因や緊張、不安などのマイナス要因がからだから出て行くのをイメージします。
ストレスを感じていると思っていても思っていなくても、深く呼吸をすることはとても気持ちが良いので、ぜひ実践してみてください。