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昭和8年に大宜味村から屋我地島に移築された赤瓦の古民家は、2012年にカフェ「喜色(きいろ)」として改装され、新しい命が吹きこまれました。こちらのカフェを営むのは喜納(かのう)さん母娘。この空間にぴったりと合う穏やかなオーラを持つおふたりでした。

 

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深い緑に囲まれた庭では人懐こい猫がのんびり昼寝、すべてを浄化してくれるような木のぬくもり、店内を流れる心地よい音楽、ゆるゆると時が流れる優しい空間に心が和みます。
 

野菜は買うものではなく作るもの

cafekiiro_2「喜色」のメニューに使われる食材は屋我地産を中心に、ほとんどが名護以北の沖縄で採れた旬のもの。自宅の庭で採れたり「たくさん採れたから」とご近所の方からおすそ分けでいただいた野菜も多く使われています。

「雲南百薬(うんなんひゃくやく)という野草やゴーヤーなど自宅でいろいろ育てています。昨年はパパイヤが豊富に実ったので、買うことがありませんでしたね」と接客・お菓子担当の娘の朱里さん。

看板メニューの「喜色御膳」に入っているミソナバー(不断草)も庭で採れたもの。ミソナバーは昔はどこの家の庭でも育てていた野草で、栄養価が高いのが特長。クセがあり、普通は味噌炒めなどにしますが、こちらでは軽く湯がいてポン酢漬けにしていて、食べやすいと好評です。
 

家族連れに優しいお店を目指して

親戚や近所の人との繋がりが深い環境で育ってきた喜納さんのモットーは「いちゃりばちょーでー」(知りあえば皆きょうだい)。お客さんを遠くから遊びに来た親戚のように迎え入れています。都会では子供が思いっきり走り回れる場所が少ないだろうからと、食事の後に庭で遊ぶ家族連れを優しい目で見守っていました。
 
 

古民家cafe 喜色 Kiiro
住所/沖縄県名護市饒平名19
電話/0980・52・8126
営業/11時~19時
定休/月曜日、第1・3火曜日
 
 

編集部より

一見普通の民家なので、通り過ぎないように注意して看板を探してください。木のぬくもりあふれる店内から眺める庭の緑も格別。ついつい長居してしまうカフェです。沖縄の北部でちょっと遠いのですが、足を延ばして訪れる価値があると思いますよ。